久しぶりにほぼ毎週行っているオステオパシーのセミナー以外の
オステオパシーのセミナーに行ってきました。

 オステオパシーやカイロプラクティック、整体などのセミナーは、
団体がいくつもあり、教えているテクニックが同じでも微妙に手技が違う、教えている理屈が違うことがあります。

それならまだしも、もはやカイロプラクティックとは言えない偽物?をカイロプラクティックと称して教えている所までいろいろです。

 今回言ってきたセミナーは海外からも講師を読んでいるオステオパシーの会なので、胡散臭いという事はありません。セミナーの内容は、大きく分けると1電磁波による症例と治療のデモンストレーション 2電磁波とは何か基本的な説明、海外と日本の電磁波に関する規制の違い、 3自社開発した電磁を吸収する商品ともう一点〇〇の商品の説明でした。

 まず電磁波が起こす症状の話がありました。セミナーの主催者が言うにはここ5年間の臨床では非常に患者の体が変わってきていて、5年前までは不妊治療は100%成功していたが、いまはもう50%位しか妊娠していないとのこと。また、不妊治療専門の整体院もありますが、『そういう方たちの淪臨床実績も50%も下がっちゃうの?』といろいろ疑問が湧いてしまいました。あとで、ものすごく腕が良い人は治療に電磁波除去を混ぜなくても効果は出せると言っていたので、この主催者はものすごく腕が良い人ではないという事になってしまいます。

それは電磁波が体に与える悪影響があまりにも大きいからとのとことでした。不妊だけではなく、他の症状も非常に治りにくくなっている、電磁波によって靭帯の関節が粘っこくなり、手技だけだと、治療時間や治療回数が余計にかかる、だから今後電磁波に対応できないと腕のない治療家は生きていくのが難しくなるとのことでした。

また電磁波を除去しながら治療しないと効果が合わられにくいから、なにしろ電磁波を除去しつつ治療をしろとのことでした。腕がものすごい人は電磁波除去しなくても頑張れば大丈夫とも言ってました。ようは典型的な物売りと同じで、こちらの恐怖心をあおって自社作成の電磁波除去チップを買わせたいという事ですね。不妊治療やその他の治療効果が下がっているなんて、5年間で臨床の効果が変わらない人は何言ってんだこの人?ってなってしまいますから。

ほかにはセミナー参加者の症状を聞いて、8割くらいの方の症状は電磁波によるものだという事でした。確かにパソコンやスマートホンを使っているので電磁波の影響は少なからずみな受けているので、そういうものなのかな?と思い聞いていました。

つぎは電磁波とはどのようなものなのかという説明がありました。ここで良かったのは先進国の中で、日本が世界一基準が甘いという事実を知ることができた事でした。また記憶に残るのは、単位は忘れましたが、ある国が0.4までの規制に対して日本は1000までOkという基準値のものまであるという事でした。

ほかには電磁波の規制が日本より厳しい海外に輸出する日本の電化製品は、電磁波の対策がなされて輸出されているということでした。そのご電磁波が体に与える影響のデモンストレーションということで、イメージとしてはモデルに電磁波を通して治療のビフォーアフターを検証するのかと思っていました。

しかし実際は皆で手をつないで電磁波を通してみて、『はい、皆さん具合が悪く感じるでしょ?』みたいな簡単なものでした。かなり拍子抜けしました。

次は主催者が開発依頼した商品と特許を取った商品(どちらも直径2センチ暑さ3ミリほどの丸いチップ)の比較でした。比べてみると、特許を取ったほうはただの磁石のような見た目で持っていても何にも感じませんでした。

主催者側の方はジリジリと手のひらに何かをかんじ、持っている腕から何か軽くなるような感覚が確かにありました。やはり主催者側の方が効果があるんだなと思っていました。

主催者側の商品は8万を超えていたので、とりあえず4000円くらいの特許を取っている方を帰りに買ってみて、あとで色々試すかと思っていました。あとでどんでん返しがあるのですが。

 その後は、なぜか、入浴剤の説明を30分くらいされました。宣伝する女性も言ってましたが、薬事法の関係で電磁波除去とは言えないと言ってました。効果をうたうと違法、捕まるということです。ここら辺で周りを見渡すと、入浴剤の効能などを熱心にノートにとっている方を見ました。

『あれ?電磁波セミナーなのに、入浴剤買わされそうになってるよこの人たち、、、』と思っていました。 この業界にもお金儲けが好きな人稀にいますけど、そもそも人を治すような仕事をしている方ばかりなので、いい人ばっかりだから、周りの雰囲気にのまれてしまうのもわかります。

 その後はなぜかヘアードライヤーの宣伝ここまでくるとなにがなんだかわかりません。だいたいどこでも人が集まるセミナーは業者と提携して、関連書籍や治療用器具、ベッドなどが売られることが多いから、商品の説明がある事にさほど違和感は感じませんが、入浴剤にヘアードライヤーって、あまり患者さん関係なくなってきてます。

 結局、電磁波の説明やデモンストレーションなどありましたが、結局今回の主催者側の目的は8万円ほどの主催者開発の電磁波除去チップを購入させてその後の電磁波治療セミナーの参加者を集めるためのプレセミナーそのものでした。それに参加してしまったのことに気が付いた心境と言はなかなかなものです。9時過ぎから夕方5時までありましたが、昼過ぎに気が付き始めたので午後が辛かったことつらかったこと。

こちらはありがたいお話を聞くだけで参加費3万円ないくらい。余談ですがおそらく電磁波セミナーは初級・中級~~と別れているので、当然今後もさらにお金がかかります。しまいには列の後ろの方で『金が続かないなぁ』とぼやいている方もいました。また、ずいぶんお金が好きな方のセミナーに来ちゃったなというところです。

 セミナーが終わって4000円ほどの商品を購入していざ中身を見てみたら、なんとジリジリと効果を実感できた方は主催者側の8万のものではなく、特許を取っているやすい方でした笑 もちろん効果のほどは個人で差があると思いますが、

結局後でおもったのですが、主催者が独自に開発しない限りは、パソコンやスマホ等に使う電磁波除去チップを治療の道具に使って、自社でセミナーを開催するのはいろいろとあれでしょうから、自社で開発したという事かなと思いました。

ちなみに特許を取っている電磁波除去チップは、臨床で何人かに試してみたら本当に効果がありました。電磁波セミナー17時終了後に17:30からまた別の団体のセミナーに送れて行きました。此方はいつも言っているセミナーで教えてくれている内容も身になる物ばかりで、くどい食事をした後にのど越しの良いデザートを食べてスッキリ、リフレッシュした感じで、気持ちよく家に帰れたので良かったです。